ボツリヌス療法
ボツリヌス療法は汗を出す筋肉の働きを抑える効果のある治療法です。脇の下の皮膚全体に注射すると汗の量が減り、雑菌の繁殖が抑えられるので気になる臭いも軽減されます。治療に必要な時間は10~20分程度です。極細の針で数カ所注射するだけで、メスを使用して切開する治療ではないので傷跡は残りません。当日からシャワー浴や入浴も可能です。施術後3~4日くらいから効果を認めるので即効性はありますが、効果の持続期間は約3ケ月~4ヶ月くらいがピークで徐々に効果が薄れてきます。殆どの方は年に1回~2回の注射を行って快適に過ごされています。手術までは考えていないけど、わき汗や臭いを軽減させたい方は「ボツリヌス療法」と「わきのレーザー脱毛」の併用をおすすめしております。
ボツリヌス療法のポイント
ボツリヌス療法とは
ボツリヌス療法でわき汗をブロック
ボツリヌストキシンはボツリヌス菌が産生するタンパク質の一種で、運動することを命令するときに放出される神経伝達物質(アセチルコリン)の働きを抑えることで筋肉の動きや収縮を抑制してくれます。エクリン汗腺は主にコリン作動性神経により調節されていることから、エクリン汗腺の接合部において、神経終末内でのアセチルコリン放出抑制により神経伝達を阻害して発汗を抑制すると考えられています。副作用を回避するためにも、具体的な注射方法、注入量について十分な知識を習得した医師から治療を受けることが大切です。
ボツリヌス療法と他のわきが・多汗症治療の比較
ボツリヌス療法が受けられない方
※妊娠中・授乳中の方はや以前にボツリヌストキシンで発疹等のアレルギー症状のあった方、全身性の筋力低下を起こす病気(重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋委縮性側索硬化症など)のある方は治療を受けることができません。パーキンソン病治療薬、筋弛緩薬、精神安定剤などの内服されている方もお断りする場合があります。
ボツリヌス療法の流れ
- カウンセリング・診察
- 医師がお悩みの症状について詳しくお伺いし、施術後の注意点・経過などをご説明いたします。ご不明な点などございましたら、ご質問ください。もちろん無理に治療をすすめることはありませんので、お気軽に受診してください。
- マーキング
- 治療の前に発汗する場所と毛のある場所に基づいて注射位置のマーキングを行います。その後、わき全体の消毒を行っていきます。
※ご希望がありましたら、麻酔クリームの塗布をすることも可能です。麻酔クリームにより痛みを最小限にとどめることができます。
- ボツリヌス療法
- わきのマーキングした部位にボツリヌス療法をしていきます。治療に必要な時間は10~20分程度です。メスを使用して切開しているわけではないので傷跡は残りません。施術後3~4日くらいから効果があらわれてきます。効果の持続期間は約3ケ月~4ヶ月くらいがピークで徐々に効果が薄れてきますので、年に1~2回の定期施術が理想的です。ボツリヌス療法は施術当日から通常通りの生活を送っていただけます。
治療予約申し込み
治療を受ける方へのお願い
三鷹台ヒルズクリニックは患者様のプライバシー保護とスムーズなご案内のために、完全予約制でご予約をお取りしています。お急ぎの際は、お電話ですと治療内容によって近い日程でもご案内できる場合がございます。お気軽にお問い合わせください。
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